女性の未来を守る!予防医療とキャリア支援の新プロジェクト
私たちクレディセゾンは、女性活躍推進や少子化対策などの社会的課題へ取り組むことを目的に、2021年10月より、卵子凍結をはじめとしたサービスを提供する「株式会社グレイスグループ」と協業しています。
2023年の秋、グレイスグループは働く女性を医療で支える予防医療プログラム「Grace Care」をリリースしました。このリリースを記念し、当社にてパイロット展開を実施し、基礎知識を学ぶセミナーや無料で婦人科検診を行いました。
今回は、ブランディング戦略部の新井さんと株式会社グレイスグループに出向する須田さんに新たに取り組んでいる「女性の予防医療」や「社員への検診受診促進」を通した女性のキャリア形成支援について、具体的な取り組みについてお話を聞きました。
※記事の内容は取材当時のものです。
グレイスグループとは。未来の選択肢を広げるサービス
―グレイスグループについて教えてください。
須田:グレイスグループは子供を持ちたいと願う人々の、夢がかなう未来を実現させるべく、女性の今と未来の選択肢を増やすためのサービスを提供しております。女性のライフプラン・キャリアにおいて、結婚、妊娠・出産というライフステージの変化と仕事の両立は、大変重要な問題になってきます。
そこで、将来の出産に備える選択肢として卵子凍結保管サービスを運営しています。また、企業向けの福利厚生プログラムとして、婦人科系疾患の問診チェックや妊活の相談窓口などを含め、すべての年代の働く女性のための予防医療・不妊治療プログラムを提供しています。
ー本取り組みをクレディセゾンで実施することになった理由は何ですか?
須田:これまで、卵子凍結保管サービス「Grace Bank」を主力サービスとしていましたが、昨年の秋より、年1回の婦人科クリニックでの定期検診(経腟エコー検査+子宮頸がん検査)を習慣化し、不調を感じた際に気軽に通える婦人科のかかりつけ医を持つことを支援するプログラム「Grace Care」をスタートしました。
新井:この「Grace Care」について、クレディセゾンは開発前アンケートに協力しており、当社で働く女性の声も活かされたサービスとなっております。昨年秋にリリースされたことを記念し、当社としてもより女性活躍推進に力を入れていくため、当社にてパイロット導入する運びとなりました。
初めての試み:セミナーと婦人科検診の工夫
ー開催にあたり苦労されたことはありますか?
新井:3月に行ったセミナーは、PMSや更年期、不妊など婦人科に関する基礎知識をテーマとして扱いました。当社が企画段階から携わる初の試みで前例がなかったため、何から優先すべきかも分からない状況でしたが、関係各所と協力し無事に開催できました。セミナー、婦人科検診ともに、想定以上の反響をいただけて非常に嬉しかったです。
須田:セミナーを視聴いただいた方を対象に無料婦人科検診のご案内もしたのですが、こちらもセミナー同様、初の試みでした。クレディセゾンの社員がスムーズに受診できるよう、クリニックや医師との受診枠の調整など連携が大変でした。
ー参加された社員の声はどうでしたか?
セミナー参加者、婦人科検診参加者にアンケートのご協力をいただきました。
■セミナー
アンケート回答 女性61名
■婦人科検診
今回、実際に受診いただいた25名の方のうち、約3割の方に異常が見つかりました。
取り組みを通じて見えた自身の変化
ー開催を通じて気づけたことや、ご自身の心境の変化はありましたか?
新井:この取り組みをしている私自身も普段は業務に追われ、自分の身体のこと、ましてや予防医療については意識を向けられていなかったと実感しています。検診に行く時間を作るのはなかなか難しいかと思いますが、まずは知識として備えておくだけでも、将来必ず役に立つと感じました。
須田:定期的に検査や、健診を受けることで予防できる疾患があると思います。生理痛などで苦しむ前に、自らクリニックに受診することは大事なことですし、気軽に同僚や上司に相談できるような環境が整ってほしいと思います。
ー取り組みは始まったばかりですが、どのような成果につなげていきたいと考えていますか?また、そのためにどのように行動していきますか?
新井:社員の皆さまが健康課題によってキャリアをあきらめることがないように、理想のライフプランを形成できる環境を作っていきたいと考えています。また、女性が多く活躍している当社だからこそ、このような取り組みを継続してお伝えしていきたいです。
須田:今回のパイロット導入をきっかけに、女性社員一人一人が婦人科クリニックでの定期検診に年1回行くことを意識していただき、その重要性をサポートしていく企業が増えていけばと思います。
―新井さん・須田さん、ありがとうございました!
■「Grace Care」についてはこちら