気持ちに素直に、自分から飛び込んでみる。
クレディセゾンは、社員がアイデアを生み出す風土を醸成することと、社会のニーズやマーケットの変化に対応した新サービスを創出することの2つの目的から、社員のアイデアをよりスピーディに事業化する社内ベンチャープログラム「SWITCH SAISON」を年に2回実施しています。
このプログラムは、すべての社員が応募可能で、幅広い世代からアイデアを募り、2022年9月までに7回開催、累計約1,000件の応募の中から事業化提案が採用されています。
今回は「SWITCH SAISON」での提案をきっかけに、2022年8月より、引越しを切り口にお客様のお困りごとに対する情報やサービスを集約したWEBサイト「引越し&新生活ナビ」を公開した、デジタルマーケティング部の新川さんにお話しを聞いてきました。
※記事の内容は取材当時のものです。
“100回失敗して1回成功する。” 失敗は当たり前、パワフルに成長する子供の姿に背中を押された
― 「SWITCH SAISON」への応募を決めたきっかけを教えてください。
30代に突入し生活環境やプライベートが変化したことがきっかけのひとつです。子どもを産んだら、今までの当たり前が通用しない日々に、逆に世界が広がりました。時間をかけて丁寧に裏ごしした離乳食は宙を舞い、旅行先の奈良では鹿と正面衝突して息子が宙を舞う(笑)
ただ、子どもを観察していると100回失敗して1回成功する。その成功を2回、3回って増やしていく、失敗は当たり前のスタンスで成長していくんですよね。そのキラキラとしたパワフルさにはいつも励まされています。
私だってまだまだ新しいことしてもいいし、失敗してもいいかもしれない。新しい何かに挑戦してみたいという気持ちになり、社内報でみたことがあった社内ベンチャープログラム「SWITCH SAISON」への応募を決めました。
― 子育てをしながら、応募へ向けてプランを検討するのは、苦労される部分も多かったと思いますが、どのようにアイディアが生まれたのでしょうか?
自転車を漕いでいる時や家事をしている時に「こんな案はどうだろう?」と考えたりしていました。私は基本的にとても面倒くさがりなので、ラクになる!とか一石二鳥!に貪欲。普段の生活でもよく考えています(家事時間を減らせば、1分でも私の韓国ドラマの視聴時間が伸びるのでそれはもう真剣!)。
こんなのあったらいいかも!と一度思い立ったら、とりあえず白い紙にどんどん書いてみる。なので、当時はボツ案のメモが家に沢山ありましたね(笑) そもそも我が家はA4用紙をリビングに沢山用意していて、夫も息子もいつも何か書いているので、家にメモが溢れかえっています。
楽しい気持ちで新生活を迎えてほしい
― 提案された内容について教えていただけますか?
引っ越しを起点にお客様のお困りごとを解決したいという内容です。
当時、3歳だった息子と多忙な夫と引っ越ししたのですが、それはもう大変でした。引っ越し代金の見積もりの比較には時間がかかるし、お金はかかるし、新生活に合わせた収納は出来ないし、何よりタスクが多すぎて疲れてしまって、、楽しい新生活がネガティブなスタートを切りました。
そんな自身の引っ越しの体験から、お客様にとっても同じように大変な経験であると思い、スムーズな引っ越し体験をしてほしい、そして少しでも楽しい気持ちで新生活を迎えてほしいという気持ちでご提案しました。
― ご自身の経験から企画が生まれたのですね。「SWITCH SAISON」への応募にあたり、苦労したことはありましたか?
実際、書き始めてみると応募フォームって実はすごく長くて、うまく書けないなと正直悩みました。あとは欲しいデータが手に入らず、思い描いているストーリーの根拠にならない。今回は辞めて次回応募にしようか?など何度も思いとどまったのですが、最後は締切当日、締切の5分前に、一次選考(書類選考)を通過しないだろうけど応募してみよう!と応募ボタンを押しました。
― 「SWITCH SAISON」で役員や部門長へのプレゼンを経て、見事採択されましたね!その時はどのようなお気持ちでしたか?
採択されることはないと思っていたので、まさかの展開にとにかく驚きました。また、これからどうしよう!という不安な気持ちの方が強かったですね。
「新しいことに失敗はつきもの。」そう思って、これからも前向きに進みたい。
― 現在の取り組みについて教えてください。
当時所属していたシステム企画部で提案内容が採択となり、現在はデジタルマーケティング部というこれまでの業務と全く異なる部門で、事業化に向けて担当者として取り組み、今年の8月に「引越し&新生活ナビとしてサイトを公開しました。お客様におトクに楽しく新生活を迎えていただきたいとチームでこだわって作ったものです。
現在はどうやったらお客様に情報をお届けできるのかということに奮闘中です。周りには、WEBサイトの制作やデジタル媒体による顧客アプローチをはじめとした知見を持つメンバーが多くアイデアがどんどん出る、それに対してみんなが真剣に話し合って、取り組んでいるので、とても刺激的な日々を送っています。
― 今回の取り組みを通して、新川さんが感じている事を教えてください。
2つあって、1つは「待っているだけではドラマティックなことは起こらない。」ということ。やってみたい!と思ったときは、素直に自分から飛び込んでみないと待っていてもいつまでもやってきてくれない。
2つめは「新しいことに失敗はつきもの。」新しいことってそう簡単にうまくいかないからこそ失敗はするもの。失敗に対しても落ち込みすぎず、前向きにいたいと思っています。
― 現在進行しているサービスを、今後どのようにしていきたいですか?
「引越し&新生活ナビ」を通して、引っ越しが面倒だなと思っている会員様にラクになった!おトクで楽しい!と思ってもらえることが目標です。そのためにもっと楽しんでもらえたり、ラクになれる情報を更新していければと思っています。
私自身の目標としては、目の前のことでいえばウェブ解析士の資格取得を目指して、少しでもウェブマーケティングに詳しくなりたいです(noteで書いて今年度資格取得できなかったらどうしよう・・!笑)。
― 新川さん、ありがとうございました!