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東阪2,000人が在籍する社員食堂を新たな交流拠点にリニューアル!

私たちが、クレジットカードの申込受付や審査、お客さま対応などのプロセシング業務を行っているオペレーションセンター「ユビキタスビル」は東京と大阪にあります。
24時間365日稼働するユビキタスビルでは、東阪併せて約2,000名のメンバーが在籍しています。


東京ユビキタスビルは、東京都中野区にあり、約1,400名が勤務しています


2023年6月、東京と大阪のユビキタスビルの社員食堂が大きく生まれ変わりました。
その変革を推進したプロジェクトの名は「SAISON CAMPUS」、食事をするための場所から、人と人をつなぐ新たな社員交流拠点へとリニューアルしました。

部門を越えて多くのメンバーが参画し、社内からも注目を集めているこのプロジェクトに、立ち上げ当時から携わっているプロセシング企画部の橋本さんと川取さんへお話を聞いてきました。

※記事の内容は、取材当時のものです。


橋本 麻有子(はしもと まゆこ) ※写真左
株式会社クレディセゾン プロセシング企画部 課長

川取 千尋(かわとり ちひろ) ※写真右
株式会社クレディセゾン プロセシング企画部 課長




当たりまえを疑うところから始まった一大プロジェクト

ーSAISON CAMPUS構想がスタートしたきっかけは何ですか?

(橋本)このプロジェクト自体はNEXT SAISON※での提案で、始まりはプロセシング企画部長開沼さんの「カフェテリアのメニューいまいちじゃない?(笑)あと、執務室内にミーティングスペースを作ってみようよ!」という提案でした。
本社のあるサンシャインビルからユビキタスビルに異動されて、私たちユビキタスビルで働くメンバーが当たりまえだと思っていたことに問題提起してくれたことがスタートです。

※ NEXT SAISON:経営戦略の実現に向け、幹部社員が率先垂範して新たな取り組みを企画実行する社内プロジェクト



開沼 大輔(かいぬま だいすけ) ※写真中央
株式会社クレディセゾン プロセシング企画部長

ー働く環境面で、今までどんなことに困っていたのですか?

(橋本)ミーティングスペースが少なく、あることはあるが自席からも遠い…(泣)
メンバーとちょっとした会話からアイデア創出につながっていくと思うのですが、そのようなスペースがありませんでした。

(川取)まさにその通り!みんな自席で仕事をすることが前提になっていて、ミーティングなどコミュニケーションをとること自体が少なかったよね。
私たちは自席にいるよりコミュニケーションの中から進める仕事スタイルなので、そういった場所がないのは本当に困っていました。


イノベーティブな働き方の実現に向けた工夫とは

ー具体的にどのような改革を行ったのですか?

(橋本)「SAISON CAMPUS」という名称自体、プロジェクトメンバーでゼロから考えて決めた名称です。「人が集い、学びあいながらイノベーティブな働き方を実現したい!」という想いを込めて決めました。

そして、社内のデザインチームの協力のもと、オリジナルロゴを作成し、セゾンキャンパスの入口に掲げました!

「つながる」というコンセプトを具体化した素敵なロゴに仕上がり、記念グッズや自動販売機のラッピングにも展開したり、予想以上の広がりをみせました!

(橋本)カフェテリア運営会社を給食専業会社から、レストラン事業を祖業とした協業先に変更し、タッグを組むことで、従来の「社食」という概念を超えた、こだわりのあるランチを提供できるようになりました。
オープン後、安定稼働してきたので徐々に社内イベント等実施して、食事を通じてSAISON CAMPUSを更に盛り上げていきます!

(川取)私はレイアウト改装の担当でしたので、東阪にまたがるこの大プロジェクトに伴走してくれる会社を探しました。

最終的に、我々の構想を実現してくださる協業先とともに希望通りのリニューアルが叶いました。
叶えたかったのは、「新しいサードスペース」を創り出すこと。

食事だけをする場所ではない、仕事をするだけでもない、自然とコミュニケーションが生まれ、仕事につながる新たな空間でした。見事に実現できたのではないかと思っています!


リニューアル後の東京ユビキタスビルの小上がりスペース


東京ユビキタスビルの食事ができるダイニングエリア

たくさんの人を巻きこむ中で感じたクレディセゾンらしさ

ー大きなプロジェクトを遂行するにあたり、苦労したことや嬉しかったことはありましたか?

(橋本)まず働く社員が「食事」へのこだわりを思った以上に持っていたことに驚きました!
値段・味・ボリュームへの要望が千差万別で、全員に満足してもらうことの難しさを痛感…。
かといって、全員がなんとなく満足できる塩梅にすると、これまでとあまり変わらないカフェテリアになってしまうなと。

様々な意見に左右されず、自分たちが良いと思った内容をブレずに実現していくことは精神的にも大変でした。


東京ユビキタスビルの自動販売機では、夜間に働くメンバーが食事の選択肢を広げることができるように冷凍のお弁当が販売されています


(川取)マネージメント会社に私たちの想いを伝えて実現してもらう。私は、ここが一番大変でした(笑)

プロジェクトメンバーほとんどがこういった仕事に知見のない人ばかりで、何が良いのか、何を形にしてお願いすればいいのか、どういった環境がみんなに喜ばれるのか、ほぼ毎日、理想と現実を模索する日々…。
でも協業先がそんな私たちの想いやアイデアを見事に現実にしてくれて、とても嬉しかったです!

(橋本)今回のプロジェクトは、数人規模で始まり最終的にはオープニングイベントへ参加した社員も含め、数百人単位の社員が関わる大きなプロジェクトになりました。

私たちは個人の力とチームの力の歯車がかみ合った時に本当に大きなうねりを生み出すことができるんだなと!

また、クレディセゾン社員の「巻きこみ力」と「巻きこまれ力」はとても強いのではないかと感じました。
プロジェクトに共感してフットワーク軽く協力してくださる方が大勢いましたし、お互いの力や知見を最大限に引き出し合う力もすごいと思いました!


関西ユビキタスビルには約1,000名が在籍しています

(川取)実際にオープンして、色々な声をもらいますが、総じて期待してもらっていることがわかり、とても嬉しいですし、もっと良くしていきたいと励みになります!
利用者の声を真摯に受け止めて反映していくというのは、どんな仕事でも同じ。

ユビキタスビルで働く私たちが自由にかつ建設的な意見を出し合いながら、自分たちの職場環境を改善していくというのは、まさに心理的安全性が確保されている証拠だと思います。



働く社員に生じた変化と今後のユビキタスビルへの想い

ーSAISON CAMPUSとして新たに生まれ変わり、働くメンバーの変化はありましたか?

(橋本)カフェテリアの食事に関しては、たくさんの嬉しいコメントをもらっています。料理にひと手間・一工夫加えてあることがちゃんと伝わっていて嬉しいです。
また、コーヒーやチーズケーキもありとても好評です!

コロナ禍中は開催できていなかったリアルでの社内イベントが多数開催できていることも大きな変化の1つです。

プロジェクトで掲げていた「つながる」というコンセプトが、まさにSAISON CAMPUSを通じて実現できていると感じます。イベントではカフェテリア運営会社のケータリングを発注することも多いのですが、イベント内容に合わせた内容で提供してくださり、イベントの盛り上げに一役買ってくれていると思います。

(川取)新しくなったスペースを見た人の「うわー!すごーい!きれーい!」「変わった!」という声を聞いているだけで、とても嬉しいです!!
家具一つひとつ、色もすべて私たちで決めたものなので、それを素直に喜んでもらえていることにやりがいを感じています。

これからも進化していくSAISON CAMPUS

ー今後のSAISON CAMPUSの展望はありますか?

(橋本)このプロジェクトを代々受け継いでいきたいという想いで、「SAISON CAMPUS委員会」を立ち上げました。
社内の一体感創出、部門間の垣根を越えたコミュニケーションの活性を目指し、企画立案や施策の推進に取り組みます。

「自分たちで考えたことを自分たちの力で実現する」ということは、どんな仕事でも大変ですけど、とても楽しいことだと思います!

社員自らが自分たちの働く環境を見つめ直し、ただの不満ではなく、新しい価値を生み出すというコンセプトのもとで改善を実現していく、そんな活動になっていったらいいなと思います。

(川取)「SAISON CAMPUS委員会」の活動をサポートしていきつつ、私たちは率先して働き方を変えていく行動を忘れないようにしていきたいです。
従来のスタイルにとらわれず、SAISON CAMPUSをはじめ色んな場所で実現していけそうなイノベーションを、これからも起こし続けていきます!


プロジェクトメンバーで集合写真

―橋本さん・川取さん、ありがとうございました!