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海外赴任3ヵ国目!成長大国インドで働く魅力とは

私たちがインドに設立したKisetsu Saison Finance (India) Pvt. Ltd(以下:Credit Saison India)は、インドの中小企業や個人のお客さま向けに貸付事業を行っており、設立以来著しい事業成長を遂げています。

 現地で働く社員はどんどん増え、現在800名を超える社員が働いています。その中で日本から赴任している社員はたった1名で、現地のメンバー主導で運営する会社です。

今回の記事の主役は、このCredit Saison Indiaで働く石田さんです。

石田さんは2016年の入社以来ずっとグローバル事業に携わり、他社での経験を含めると海外赴任はベトナム、フィリピンに続きインドは3ヵ国目です。

いろいろな国への赴任経験がある石田さんにインドで働く魅力とは何かを聞きました。

※この記事の内容は、取材当時のものです(2024年2月)

 

石田 將貴(いしだ まさき)
Kisetsu Saison Finance (India) Pvt. Ltd



インドで働く魅力とは

―赴任開始当時のCredit Saison Indiaの様子や石田さんの担当業務について教えてください。

2022年の赴任当時はまだインド国内に支店が3ヶ所しかなく、ベンガルールの本社オフィスに着任しました。
最初の業務は、Credit Saison Indiaの主力事業の一つであるパートナーシップレンディング(提携融資)事業の中で、法人審査を担当していました。

※パートナーシップレンディング・・・Fintech企業との提携を通じた貸付のこと。Credit Saison Indiaが最終顧客への与信を実施、債権を保有。
 
現在はガバナンス全般と、事業の可視化を行っております。事業の可視化とは、Credit Saison Indiaがどういう事業をやっていて、どのような収益モデル、オペレーション、また審査をしているのかなどについてドキュメント化することで、いつでも各種問い合わせに対応できるようにしております。
 
今ではインド国内に40を超える支店があり、事業も多角的に変化しており、スピード感についていくこと、事業内容を理解することに難しさを感じております。
一方で、事業内容を紐解くたびに、インドの独自性や最先端の金融の知見を得られ、とても楽しく、また知的好奇心が満たされる環境です。


 
―石田さんはインドの他にベトナムとフィリピンでの駐在経験があると伺いました。海外で働く、という点において、インドと他の東南アジアの国との違いはありますか?

当たり前ですがインドは人口世界一の国で、GDPも伸び、個人的には金融の先進国だと思っています。英語で「Talented」と言ったりしますが、経験も才能もある人材が他国に比べ豊富だと思います。
 
他国においても、未整備の中自ら開拓していく楽しみもあると思いますが、経験豊富な人材から学びながら成長できるという点はインドが一番適していると思います。

また、インドには「インディア・スタック(India Stack)」と呼ばれる世界に誇るデジタルインフラが政府主導で整備されています。このデジタルインフラを民間企業が積極的にビジネス上で活用しており、行政・民間の両面からDX推進を後押しています。

Credit Saison Indiaでも「インディア・スタック」のサービスを活用し、審査や回収業務等の面でDX推進を可能にしています。



CEO Preshaさん(写真右)含むメンバーでランチに


日本企業の良い面も併せ持つ会社の風土

―ずばり、Credit Saison Indiaの魅力はなんでしょうか?

いろいろありますが、やはり「現地主導」であることは魅力だと思います。現地のマーケットを熟知している中での判断やスピード感は、仮に日本人が社長として着任していたら難しいのではないかと感じます。

あとは感覚的なことですが、現地主導でありながら日本企業の良い面も踏襲していると感じます。日系企業だからこそ入社してくれているメンバーも多く、ジョブホッピング(転職)が盛んなインドでありながら、長く働ける、理不尽な解雇もないといった日系企業としての良さもあり、Credit Saison Indiaの社員も安心して働いてくれていると思います。

余談ですが、実際に来社いただいたお客様に「なんでCredit Saison Indiaの社員の方はみんな笑顔で挨拶してくれるの?」と聞かれたことがあります。僕が着任当初インド英語が分からず、とりあえず笑顔で挨拶していたから伝染したのかもしれませんが(笑)、社内の雰囲気はとても良いと思います。

 

―インドメンバーの働き方について日本との違いを含めて教えてください。メンバーの雰囲気やお人柄なども紹介してください。

「食事をとる」ということをとても大事にする文化だと思います。仕事で切羽詰まっていても、食事をとらないという選択肢は彼らにありません。人によっては出社してから朝食を食べ、ランチを食べ、その後お菓子を食べる・・・ずっと何かを食べている気がします。

僕は忙しいとランチを食べないことが多いのですが、それは駄目だと周りの社員が自分のランチを分けてくれます。ダイエット中だからと断っても、一回食べてみろと謎のお菓子を沢山くれます(笑)

 

会社のイベントで振舞われたお菓子です。外は割とサクッとしていて、噛むと甘いシロップが出てきておいしかったです。玉ねぎや上に乗ってる黄色いスナックが歯ごたえと、酸味を出していて独特の食感がありました。


グラブジャムンという甘いドーナッツを更に砂糖のシロップ漬けにしたもので、とても甘いお菓子です。会社のイベントでも振舞われ、よく食べます。



―インド赴任の中で、この人がいたから頑張れた、困難を乗り越えられたと感じているキーパーソン(感謝している人)はいますか?またエピソードがあれば教えてください。


着任当初お世話になった法人審査チームの方と、財務部のトップのお二人です。
法人審査チームの方は、インドの外部信用機関のレポートの読み方すら分からない僕を根気強く面倒を見てくれて、夜は飲み会にも誘ってくれて、インドで仕事をするうえでのいろはを教えてくれた方です。転職してしまいましたが、今でも大切な友人の一人です。

財務部のトップは、僕に銀行への交渉や営業資料作成をはじめ、インドでの仕事の基本や背景を含めとても丁寧に教えてくれました。実は同い年だと後で知り驚きましたが彼にはとても感謝していますし、尊敬しています。


法人審査メンバーと一緒に仕事終わりに飲みに行った時の写真。ビールを作っているレストランに連れて行ってもらいました。


尊敬する財務部トップの方(写真右から2番目)と一緒に


インドでの暮らし、新たに学び始めたこと


―現地の生活で困ることや驚いたことはありましたか?

 
一番困ったことは食料の調達です。ベジタリアン専門スーパーが多いので、かなり大きなスーパーか専門店に行かないと肉や魚、またお酒が手に入りません。デリバリーも盛んですが、例えば薄切りの豚肉などはお店に行って説明して注文しないと手に入らず入手が困難です。

そのため、少し遠くてもお店に直接出向いたり、食材によってデリバリーのアプリを使い分けて調達してます。
 
 
―仕事以外の休暇は何をして過ごしていますか?赴任してから始めた趣味や習慣などありますか?

僕個人は出不精なので、本を読むか、ゲームするか、勉強するかぐらいだと思います。

仕事で監査業務に関わることがあり、監査の目的やゴールに疑問に感じたことがありました。たまたま時間に余裕があったので、オンラインで試験が受けられる公認内部監査人の資格を見つけ、試験勉強を始めました。

日本国内で業務をしていると担当業務を中心に仕事を進めることが多いと思いますが、海外駐在の仕事は、その会社全体を把握する必要があるため経営者のような広い視野を持つことができます

それに伴い関わる業務や関心も多岐にわたるため濃密な経験や時間を得ることができるのが魅力だと思っています。
 
 
 
―ご家族はインドの生活にどのように適応していますか?

インドでは家族と一緒に暮らしていて、妻はすぐに日本人の友人も出来、一緒にランチに行ったりヨガを習ったりイベントに出かけたりしています。
また自宅に先生を招いて英会話を学んだり、インド文化やそれこそスパイスの使い方などと合わせて楽しく勉強しています。

インドで生活することは、ヨガやスパイスを本格的に学びたい人にとってはこれ以上の環境はないのではないでしょうか。

わざわざ遠出しなくても同僚の家族などから簡単に学ぶことができます。ただ、日本の料理を作ろうとすると材料を揃えることが難しく、頭を悩ませていたりしますが、楽しく生活ができていると思います。


Goaというインドの避暑地に家族と行きました。


海外で働くことにぜひチャレンジをしてほしい

―最後に、これまでのインドでの赴任経験を通して感じていること、今後の目標などを教えてください。

インドの赴任に関しては、今振り返っても良い選択だったと思っています。成長しているマーケットの中で、最先端の金融サービスがどのように活用され、どう変化していくかを間近で見ることができるからです。

また成長している会社に駐在員として入れたことにより、日本で何年もかけて、企画、財務、監査などの部門を異動して経験していくような事を、濃い密度でまとめて経験できていると感じています。
 
今後の目標は、インドを含む各国で得られた知見を共有し、またその経験をもとに自身がビジネスをリード出来るようになっていきたいと思います。
たくさんのお手本(ロールモデル)がそばにいるので、できるだけ彼らから良い部分を吸収したいと思っています。
 
結論として、海外で働くことは辛いけど楽しいです。

言語や、文化、環境など最初は辛いこともありますが、人間は慣れていきます。メールの返信がない、スケジュール通りにミーティングが始まらないことなど何も感じなくなります(笑)

あとはその人次第ですが、日本よりも部署間の垣根が低いため、自分の得たいスキルや知見を得やすい環境だと思います。

海外が合わなければ日本で活躍すればいいくらいの気持ちで、多くの人が1度チャレンジしてみてキャリアのステップアップにつなげてほしいと思います。


グローバルサミット参加のために来日したメンバーたちと一緒に富士山を見に行きました。山中湖をバックに集合写真


―石田さん、ありがとうございました!


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