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【クレディセゾンのDX】DX銘柄2023に選定!私たちがDXを推進する理由

テレビや新聞などたくさんのメディアで目にすることが多い「デジタルトランスフォーメーション」。
私たちは2019年にデジタル化を推進する部門「テクノロジーセンター」を設立し、クレディセゾンのDXビジョン「CSDX」を掲げて、デジタル化の推進に取り組んできました。

このたび、デジタル技術を前提としてビジネスモデルを根本的に変革し、新たな成長・競争力強化につなげていくDXに取り組む企業として「DX銘柄2023」に選定されました。

この選定の立役者でもあるテクノロジーセンターの井上さんにお話を聞きました。

※この記事の内容は、取材当時のものです。

井上 大嗣 (いのうえ だいし)
株式会社クレディセゾン テクノロジーセンター 課長



私たちがDXを推進する中で、大切にしている想い


―クレディセゾンのDX「CSDX戦略」とはどのような内容ですか?目指しているゴールも教えてください。

私たちはデジタル時代を先導する企業を目指したいと考えています。
このような企業になるためにデジタル技術を活用し、お客様の感動体験を創出する(CX)と社員の体験を転換する(EX)の両方を大事にしながら、期待を超える体験を提供することを目指しています!

そのために今、私たちが推進している「システムの内製化」は重要な取組みだと思っています。

ベンダー企業に開発を全て任せることが今までの開発方法でしたが、その方法だと当社に技術やノウハウが蓄積されませんし、一度決めた方向をフットワークよく転換することが難しくなってしまいます。

変化の激しい時代において、新しいことを始めるときには失敗もありますが、その失敗から別の方向にすべきだったと気づくこともあります。

そのような時にシステムの「内製開発」という選択肢を持つことで、技術やノウハウを蓄積することや、事業の方向転換がすぐにできるようになると考えています。


とても嬉しかった「DX銘柄2023」への選定


―DX銘柄に初選定されたとのこと、お気持ちはいかがでしたか?

当社がこれまで取り組んできたDX推進が評価されたことは、非常に嬉しかったです!

評価されたポイントは、CSDXがこれまで私たちがデジタル化に取り組んできた成果やこれから取り組みたいことですので、その内容が評価されたことは、これからもDXを推進していくモチベーションになりました。

またDX銘柄に選定されたということは、他社のお手本となるようなデジタル化に成功している企業として評価されたということでもありますので、これまで以上に、お客さまや社員にとって価値のあるデジタル化を推進していく必要があると考えています。


DX銘柄2023選定企業発表会の様子、水野社長と小野役員が参加しました。


社内他部門と一緒に、伴走しながらDX推進を


ーテクノロジーセンターは、社内でどのような役割を担っていますか?またどのようなメンバーで構成されているのでしょうか?

テクノロジーセンターは、お客さまとの接点として重要なチャネルであるアプリ開発・運営や、社内システムの内製化、データ活用の推進、Slackなどのデジタルコミュニケーションの推進など、全社のデジタル化を推進する組織として幅広い役割を担っています。

最近では、2022年7月に募集を開始した新しいゴールドカード「SAISON GOLD Premium」をご利用いただいている方のアプリ画面に表示されるインビテーションまでのメーターや、利用額によって優遇されるポイントアップなどの機能を開発しました。

SAISON GOLD Premiumのアプリイメージ


また、テクノロジーセンターには現在120名超が在籍しており、中途採用で入社したエンジニアやデータサイエンティストなどのプロ人材が約60名います。

また、社内公募という制度を活用し、自ら手を挙げ一からシステム開発やデータ分析といった専門知識・スキルを学びたいという思いを持って異動してきてくれた社員もたくさんいます。

デジタルのプロ人材と実際の現場を知るプロパー社員によるハイブリットな組織となっています。


システムの内製開発に向き合うからこそ得られる喜び


ー今までDXを推進する中で嬉しかった体験・ご苦労をされた経験はありますか?

システムを内製しているからこそ得られる体験だと思うのですが、新しいサービスやプロジェクトが無事にリリースができた時はいつも嬉しい瞬間だと感じます!

例えば、BIツールTableau(※)を内製開発で推進している時には、データを計算する式や、操作する画面などを構築するのですが、その構築に苦労した分だけ、ユーザーに利用してもらえるようになった時に大きな喜びを感じます。

これはアプリ開発やデータ分析なども同じで、その喜びのために私たちテクノロジーセンターのエンジニアやデータサイエンティストは内製での開発やデータ活用を推進しているのだと私は思っています。

※BIツールTableau:実績を見やすくグラフ化したり集計できるシステム


これからの展望、お客さまと社員の期待を超えていきたい


ー井上さんが今後DX推進において、挑戦をしていきたいことや実現したい未来像について教えてください。

社内を見渡すとまだまだデジタル化しなければいけない事業や業務があると痛感してます。

お客さまの満足度を向上していくためには、まずは社員の皆さんが働いている時の満足度を上げていくことが絶対に必要だと思っています。
これからも内製開発などで業務効率の改善や利便性の向上が実現できるようにしていきたいです。

今年の私の目標はChatGPTを始めとした生成AIなどの最新技術を活用した業務効率を改善するサービスを社員誰もが使えるようにすることで、ES向上につなげ期待を超えられるようにしていきます!

―井上さん、ありがとうございました!