#1 SAISON GOLD Premiumの開発
私たちクレディセゾンは「CSDX戦略」を掲げ、お客様の感動体験の創出(CX)と社員の体験転換(EX)の実現を目指しています。
2019年にテクノロジーセンターを新設し、公募によるメンバー募集を開始。事業部とシステム開発の両方を理解する人材の育成を行っています。また、デジタル技術やデータ活用に深い知識や経験がある、全社のデジタル化をリードする人材の中途採用にも力を入れています。
2021年には従来のIT部門とテクノロジーセンターを統合したCSDX推進部を設立し、安定性を重視するモード1と、速度と柔軟性を重視するモード2の両方の強みを持つ組織へと進化しました。
そんな私たちにこれから必要になるのは、全社員によるDX。
「事業部×CSDX」では、CSDX推進部とそれ以外の部門がタッグを組んで挑戦した事例をご紹介します。
今回は、CSDX戦略の要となる“伴走型内製開発”の事例として、CSDXの中心となるテクノロジーセンターと、ペイメント事業の企画・推進を行う戦略企画部によるSAISON GOLD Premiumの開発についてお話を伺いました。
―お2人はそれぞれ、どのようなお仕事をされているんですか?
戦略企画部ではペイメント事業全般の企画・推進・戦略立案、そしてペイメント事業全体の統括業務・予実管理・政策立案などを行っています。メインカード化戦略やゴールドカード戦略の推進、新規会員獲得チャネルの拡大など当社のペイメント事業の中心となっています。
テクノロジーセンターは全社のデジタルシフトをミッションに掲げ、デジタル領域の戦略立案や自社での開発・運用、データ活用を行っています。最初はスモールスタートでしたが、今ではCSDX戦略をけん引する100名以上の大きな組織となっています。
―どういうきっかけで2部門による取り組みが始まったんですか?
2019年から、戦略企画部とテクノロジーセンターで「お月玉」サービスの開発、運営を行っていました。
お月玉とは、専用アプリ上で、セゾンカード・UCカードのご利用金額にあわせて“現金1万円が当たる抽選券”を進呈し、毎月抽選で1万人に現金1万円プレゼントするというサービスです。残念ながら、2022年3月お月玉のサービスは終了してしまったのですが、ここで培った知識やスキーム、コミュニケーションを活用し、新たにSAISON GOLD Premiumの商品開発をスタートすることになったんです。
―SAISON GOLD Premiumの開発ではどのようなことをされたんですか?
カードの開発段階からテクノロジーセンターと内製開発で一緒に作り上げるというのは初めての試みでした。
SAISON GOLD Premiumの特徴である、お客様へ専用アプリ「セゾンPortal」上からインビテーションを送る独自のゴールドメーターの仕組みは、まさにテクノロジーセンターあってこそです。専用のロジックを使い、利用金額をリアルタイムで反映することができたり、メーターが100%になるとアプリ上でそのまま申し込みまでできる仕様になっているんです。
また、コンビニ/カフェ利用での5%還元や年間50万円ごとのボーナスポイントプレゼントなど、SAISON GOLD Premiumの人気を支えるオリジナル特典は、自動で利用額の積算やポイント付与数の計算ができ、可視化する仕組みが設計されていているからこそ、実現できたんです。
―今後のSAISON GOLD Premiumの取り組みについて教えてください。
戦略企画部は新しい企画やサービスを考え、テクノロジーセンターはそれを実現できるシステムを作り、常に新しい変化をお客様に提供していくことでお客様の感動体験を実現したいと思っています。また、SAISON GOLD Premiumは、ご利用になられたお客様の声を直接聞く機会が多い商品なので、引き続きお客さまの要望に応えられるよう、お互いの意見を出し合っていきたいです。
―最後に、それぞれが違う事業部と一緒に仕事をしてみてどうだったか感想を教えてください。
藤野)私たちテクノロジーセンターは、システムを開発する立場ですが、クレディセゾンの社員として“お客様にカードを使ってもらうためにどうすればいいか”考えることを大切にしています。
今回のSAISON GOLD Premiumは開発の段階から参加させてもらい、言いたいことを言いたい放題しながら作り上げることができました。そして実際に、お客様からいい反響をいただけてるのは、内製化のいい側面を最大限に発揮できたと実感しています!
吉田)藤野さん達と一緒にこのSAISON GOLD Premium開発ができて、本当に楽しかったです。これまで、自社で開発するという概念が全くなかったのですが、テクノロジーセンターの皆さんと話すと大抵「大変ですけど実現できますよ!」と言ってくれるのでとってもありがたいです。これからもよろしくお願いします。
―吉田さん、藤野さんありがとうございました!