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子どもも大切なステークホルダーのひとり。会社に招待して、親のしごとを応援してもらおう!

2023年夏、私たちのオフィスにたくさんの子どもたちが訪問をしてくれました。
その日は「ウェルカムキッズデー」として、社員のお子さんたちをオフィスに招待し、お父さんやお母さんが普段どんなお仕事をしているのか、どんな職場で働いているのかを感じてもらうためのイベントを開催しました。

今回は、この「ウェルカムキッズデー」を開催するため、自ら手を挙げ有志で企画・運営を担われた大橋さんへお話を聞きました。

※この記事の内容は、取材当時のものです。


大橋 礼子(おおはし れいこ)
株式会社クレディセゾン 広報室



ウェルカムキッズデー開催への想い

ー先日のウェルカムキッズデー、お疲れ様でした。
私もサポーターとして写真撮影で参加しましたが、お子さんも、社員のみなさんも、すごく楽しそうでした!

ありがとうございます。
参加メンバーの喜ぶ顔は想像できていましたが、当日は、周囲の社員のウェルカム感がいろんなところで自発的に発生していて、すごくいいムードを創れたと思っています。


ー今回これまでと違うのは、どこかの部門が主催するのではなく、有志で企画・運営した点です。大橋さんが言い出しっぺと聞きましたが、なぜやろうと思ったんですか?

あはは。言い出しっぺ。笑

私は小学校3年生の娘がいるんですが、お母さんの職場見てみたい!と言われたのが、大きなきっかけです。

私も小さい頃、父親がどんな場所でどんな仕事をしていて、どんな気持ちで働いているのかよくわからなくて、けっこうモヤモヤしてたんです。

金融業だったため、仕組みが複雑で理解しづらかったのもあるんですが。
だから、親の仕事、職場、仲間を知りたいという子どもの気持ちはすごくよくわかっていて、いつか自分の働く現場を見せてあげたいな、とは思っていました。



ただ、他社さんも同様だと思いますが、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、以前は「ファミリーデー」と称したイベントは2020年度に見合わせて以降、3年間実施してきませんでした。

しかも、お休み前の数年は、ファミリーデーの運営事務局が、管理部門だったりプロジェクトだったりとけっこう変化していて、いざコロナ禍を経て、自分も参加したいと思ったときには、あれ、これってどこがやるんだっけ?みたいな。

社内で誰も進めている様子もなく。。。それなら私やっていいですか、と上司に伝えました。

クレディセゾン公式キャラクター「ぺんとすくん」に興味津々!

共感してくれる仲間と一緒に

ーそこで、いろんな方を巻き込み始めたんですね。

そうです!そこで、まずは、同年代のお子さんがいて、一緒にやってくれそうな元同僚に声をかけたら、即やりましょう!と言ってくれて。
そこから彼女が、もう一人面白がってやってくれそうな同僚に声をかけて、すぐに3名で作戦を練り始めました。それが7月上旬ですね。


ウェルカムキッズデーを一緒に運営した
デジタルマーケティング部山邉さん(写真中央)と黒田さん(写真右)と一緒に



 
水野社長も、「失敗してもいいからやってみろ」とよくおっしゃっていますが、なかなか、通常業務にプラスオンは大変ですね。

そうですね。ただ、やりたいことをやっているので、特に大変な気持ちはありませんでした。

3人でリアルで集まったのも、最初の頃と、実施直前のリハーサルの計2回のみ。あとは、Slack上での会話です。最初にTODOリストをざっと洗い出して、あとは、3人が自分の得意分野の業務をどんどん担って進めていく。

スタンプラリー用のかわいいチラシを作成する人もいれば、社内調整を細やかにする人、当日の全体スケジュールを作成する人、など。

日頃、どうしても業務の守備範囲が定まる中働いていますが、プロジェクトは自分で仕事を見つけて進めるので、こういう飛び出していく感覚は、日常業務でも持っていたいと改めて感じましたね。

イベント実施の館内放送も体験。ドキドキ!


あと、上司のアドバイスで、せっかくだから、多様な人材活躍支援を目的に活動しているDE&I推進WG(ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン推進ワーキンググループ)にも全面サポートしてもらおうと、当日運営のサポートなどをお願いしました。

人に相談すると、いろんな知恵が出てきます。これも、みんなで創り上げていくのを体感できて楽しかったです。


より主体性を持って、ネーミングを変えた背景


ー今回、こだわった点はどのようなところですか?

これまでは、ファミリーデーとして、事務局側が受け入れの準備を全部していました。各部門にも、こんなメンバーが来るからこのように対応してください、と働きかけて。

でも、今回は企画した私たちも当日子どもを連れて来るし、もっと参加者にも能動的にかかわってもらいたいと思いました。

そこで、ネーミングも「みんなでつくる!ウェルカムキッズデー」として、この日時にお子さんたちが会社に来ていいように社内調整はするので、自部門には自分たちで事前に声かけてね、と働きかけるようにしました。

また、当日はお子さんに大人と名刺交換をしてもらいたかったので、名刺の台紙を作ったのですが、それも、事務局が参加メンバーに届けるのではなく、この期間にここに置いておくから各自取りに来てね、と。

本社は5フロアに分かれていて、あまり別フロアに足を運ぶ機会がない人もいるんですが、あえて取りに来てもらって、自身が他を見る機会にしてもらったり。

名刺デザインは、社内デザイナーが製作!


また、参加者募集とともに、サポーターも同時に募集しました。そしたら、けっこういろんな方が協力してくれて。

スタッフ一同、自発的な人の集まりだったので、みんなそれぞれいろんなことを決断してたし、楽しんでくれてよかったです。

ープログラムをぜひ教えてください。

主には、SAISON TEACHERによる簡単なキャッシュレス講座、社内スタンプラリーと、とてもシンプルです。

SAISON TEACHERは、当社が2019年から全国の中学校・高校に出向いて行っている金融教育活動ですが、今回、小学生向けに簡単にした内容を実際に登壇しているメンバーが実施しました。

社内スタンプラリーでは、いろんな「クレディセゾンらしさ」に触れてもらいたかったので、社内YouTuberのサイソンKAZUYAと一緒に動画制作に参加したり、CMに登場する宇宙人の人形と写真撮影をしたり。

また、当日、水野社長は不在でしたが、自分の席開放するから自由に座って!といつものオープンマインドで声をかけていただき、社長室も開放しました。


若手社員が先生になってキャッシュレス講座を実施しました


社長室の椅子の座り心地はどう?


子どもたちの感想から得た新たな気づき


ー親御さんの職場も回ったんですよね?

そうですね、各職場での過ごし方は、名刺交換以外は自由にやってもらいました。

ちなみに、私の広報室では、職場の仲間が「お父さん・お母さんのお仕事についてインタビューしよう!」というテーマでプチ体験の場を設けてくれました。日頃大変なことは?とか、嬉しいことは?とか。なかなか口に出さないこともあえて引き出すようにしてくれて。
仲間の気遣いが嬉しかったです!

初めて見るお母さんの職場!

他の職場でも、部長が率先してみんなと名刺交換してくれたり、参加メンバーがいない部門なのに、バルーンアートとお菓子で迎え入れてくれたり。一緒に働く仲間のお子さんも仲間だよ!という暖かい空気感が、クレディセゾンらしいな、と思いましたね。

バルーンアートの得意なメンバーが作ってくれました


ーお子さんたちの反応はどうでしたか?

実施後のアンケートに一番楽しかったこととして書かれていたのは、名刺交換でした。

自分の名前を書いた名刺を、大人とたくさん交換できたのが嬉しかったみたいです。
あとは、いつもお父さん・お母さんがお仕事頑張ってくれている様子がわかった、いつもありがとう。と感謝の言葉を伝えてくれた子どもも何人かいました。
周りの人たちとの関わりを見て、日頃の親の働く姿を想像したんでしょうね。それが目的で参加している親もいたので、お互いによかったなと思っています。

お母さんの上司。優しくてホッ(^^)


-最後に、ウェルカムキッズデーを通じて、大橋さんにとっての学びは何でしたか?

子どもに働く自分の姿を見せることで、クレディセゾンで働くことが自分にとってどういうことなのかあらためて考えさせられました。

でもこれは、決して子どもだけじゃなく、家族、友人、取引先の人でも同じことが言えるのではないかと思います。結局、自分の身近な人にとって、自分が一番の「クレディセゾン体現者」なんだな、と。

パパはいつもこの廊下を歩いてるんだ~


もっといろんなステークホルダーの方に、クレディセゾンの良さやおもしろさを伝えていきたいと思いました。また、そんなイベントを考えたいと思います!笑

参加メンバー全員でパチリ!


ー大橋さん、ありがとうございました!

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