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セゾンPortalアプリ刷新!内製開発で目指す顧客視点のデジタル体験

セゾンPortalアプリ(※1)をデジタル時代における主要な顧客接点として位置づけ、これまで外注に依存していたアプリ開発を内製化しました。
これにより、お客様のニーズに迅速に応える体制を整えました。

※1セゾンPortalアプリ:当社のクレジットカード会員専用サービスで、オンラインで利用状況や請求明細、ポイント残高などを確認できるスマートフォンアプリ

今回は、そのリニューアルの背景とデザイン面での工夫についてテクノロジーセンターの松尾さんに振り返ってもらいました。

※この記事の内容は取材当時のものです。

松尾 貴司(まつお たかし)
株式会社クレディセゾン テクノロジーセンター CXグループ 課長


内製化の決断とその背景

セゾンPortalアプリは、お客様のニーズに応えるため、アプリの開発を自社で行うことにしました。新しいアプリ開発エンジニアを迎え入れ、社内での開発体制を整えたことで、より迅速にアプリを改善できるようになりました。IOS版は2021年11月30日に、Android版は2022年3月3日にリニューアルしました。

顧客視点に立ったアプリのリニューアル

新しいアプリの方向性は、お客様にとって一方的な広告をなくし、クレディセゾンの「お客様第一主義」をテーマにしています。具体的には、画面を覆うポップアップ広告を廃止し、自然な流れでお客様を案内することを目指しました。そのために以下の方針を設定しました。

  1. インターフェイスとデザインの刷新:使いやすさとわかりやすさを追求しました。

  2. ユーザーに優しい機能とサービスの導線:ストレスなく目的を達成できるように設計しました。

  3. 新しいコードによるアプリ再設計:操作スピードの向上を実現しました。

デザイン面での工夫

デザインにおいては、以下の点を大切にしました。

  1. 顧客目線であること:使いやすさやわかりやすさを重視し、押し売りはしません。

  2. 何のためにするのかを明確にする:何を解決し、どのような効果が得られるのかを明確に。

  3. アプリデザインガイドに沿う:アプリ全体でのデザインの統一感を保つ。

  4. 効果計測の実施:実際の効果を測定し、改善点を特定。

これらの方針のもと、ただ美しさを追求するだけでなく、オリジナリティや遊び心を取り入れ、サービスの魅力を直感的に伝える工夫を、エンジニア、企画運営チーム、デザイナーが一体となって実現しました。

リリース後の反響と継続的なアップデート

リニューアル後、SNSでは「見やすくなった」との声がある一方で、操作性の変更に対する不満の声もありました。そこで、内製開発の強みを活かして迅速に改善版をリリースしました。

また、ユーザーフレンドリーな広告案内によってお客様がより適した商品を選びやすくなり、多くの方のご利用に繋がりました。

リニューアルはゴールではなく、お客様の声を反映しながら、継続的にアップデートを行っています。具体的には、SAISON GOLD Premium(※2)のインビテーションシステム構築やメニュー画面の再リニューアル、利用通知機能の追加などを行いました。

※2SAISON GOLD Premium:カード券面にはクレジットカードで日本初となる「METAL SURFACE CARD™(メタルサーフェスカード)」を採用。非接触決済にも対応。

今後も、お客様の期待に応えるアプリとして進化を続けていきます。

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